書籍情報|ヤバい経済学―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
著者 | スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー |
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翻訳 | 望月衛 |
発行所 | 東洋経済新報社 |
楽天ブックス内評価 | |
楽天ブックス内レビュー数 |
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「ヤバい経済学―悪ガキ教授が世の裏側を探検する」のあらすじ(楽天ブックス)
「ヤバい経済学―悪ガキ教授が世の裏側を探検する」のキーワード
経済的インセンティブ
道徳的インセンティブ
社会的インセンティブ
道徳感情論
子育てパラノイア
感想/書評|中絶合法化が犯罪を減らす?
ヤバい経済学(フリーコノミクス)に関する本。
フリーコノミクスは、筆者が打ち立てた学問分野らしい。冗談かもしれない。
データ分析の面白さ
大学生の時に読んだが、改めて読んでみた。
シンプルに、面白い。
データ分析の面白さを教えてくれる。
次の記載からも明らか。
医者の商売でいうと、出生率が低下している地域の産婦人科医は出生率が上昇している地域の産婦人科医より帝王切開を行う可能性がずっと高い。商売が厳しいとき、医者はアガリの大きい処置を取ろうとするみたいだ。
「テロリストを捕まえることができる道具を造りたいんだ」とレヴィットは言う。「まだ、どうやって造ればいいかはよくわからないけれど。でも、いいデータがあれば、間違いなく答えは見つかると思うんだ」。
日常の事象を対象にデータ分析を試みる面白さを教えてくれる。
…なんか自分でもデータ分析したいな。
中絶合法化と犯罪減少など
データ分析の一例として、中絶合法化と犯罪減少の因果関係も検証されている。
ちなみに、単純に相関関係があるというだけでない。回帰分析を用いて、因果関係が検証されている。いわゆる疑似相関(見かけの相関)の排除も試されている。
他にも、興味深いものがあった。相撲の八百長疑惑のデータ分析による検証だ。
過去の対戦結果から見て、7勝7敗の力士が勝つ割合は半分を少し下回る。これは納得がいく。その場所の成績も8勝6敗の力士がやや優勢だと示している。ところが実際には、7勝7敗の力士が8勝6敗の相手に10番中ほとんど8番も勝っている。
八百長疑惑を検証するときの着眼点が興味深い。
なぜ「8勝」というタイミングを持ち出しているのか。
それは本書を読んで確かめてください。
まぁ考えたら分かるかも。
最後に
大学生の時に重回帰分析を少し学んだのを思い出した。
たしか、裁判官の出世を決める要因を重回帰分析を使用して検証した論文も読んだ気がする。
あの論文改めて読んでみよかな。
ちなみに、この書評を書く上で調べたら、ヤバい経済学(フリーコノミクス)に関する公式サイトがあるみたい。
あと、X(ツイッター)も公式アカウントがあるみたい。
“Happy Birthday to You,” the most popular song of the 20th century — and a key part of a ubiquitous American ritual — was also the subject of a years-long legal battle. Zachary Crockett blows out the candles. https://t.co/WEyh4elwUX
— Freakonomics (@Freakonomics) August 14, 2023
「X」における感想
こういうの、金払わせると倫理的ストッパーがなくなって「金だしたからいいだろ」と悪化する
— 篠原@??? (@CardShino) June 20, 2023
ヤバい経済学で読んだ https://t.co/C8ZeOX3rtK
11/100
— 【サビ管募集🤩】ことく校長👔グリーンな校長先生 (@logzgroupceo) March 5, 2023
ヤバい経済学
天才読書の中でビルゲイツがおすすめしていた本。これから読むので読んだら感想書く。#ことく校長の本棚#年間100冊 https://t.co/WLYfj3GRXu pic.twitter.com/08FPLNIJyU
まぁでも色んな個別の事情を無視して大勢に向かって勧めなきゃいけないとしたら大竹先生の『経済学的思考のセンス』かレヴィットの『ヤバい経済学』になるのかな.レヴィットの翻訳の文体がウザいと感じなければ後者,ウザいなら大竹ってかんじで選んでほしい.
— ☁️ (@ph1li) June 18, 2023
ワイ、経済学者が経済学の切り口で世の中のいろんなこと考えるみたいな軽めの本好きなんよね、ヤバい経済学、とか。そういう高校生とか大学1年生とかが読んで、学問したい!って思うようなことやってほしいのよ、頭良い人には。VERYに沸いたコラム書くんじゃなくて。
— こぐま@金融動物の森ワーパパ (@kogumathenics) January 12, 2023