書籍情報|失敗の科学
著者 | マシュー・サイド |
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翻訳 | 有枝春 |
発行所 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
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楽天ブックス内レビュー数 |
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「失敗の科学」のあらすじ(楽天ブックス)
「失敗の科学」のキーワード
クローズド・ループ現象
マージナル・ゲイン
成長型マインドセット
感想/書評|失敗せよ!
多様性の科学を読み、著者マシュー・サイドの他の本も読んでみたいと思い、読みました。
本書の目的は、本文中にある通り。
オーストラリア、グリフィス大学のシドニー・デッカー教授によれば、失敗を不名誉なものととらえる傾向は少なくとも2500年前から見られるという。本書の目的は、こうした失敗のとらえ方を根本から覆し、仕事や日常生活で「究極のパフォーマンス」を引き出すことにある。
成長に失敗は欠かせない。
失敗しないということは、成長していないということだ。
本書の次の例も秀逸なので、ぜひ考えてみてほしい。
たとえば「2、4、6」という3つの数字を見たら、どんなルールで並んでいると思うだろう? 「2、4、6と同じルールで並んでいると思う3つの数字を好きなだけ答えて、正解を見つけ出してください」と言われたら、あなたはどうするだろうか?
また、本書では、マージナル・ゲインという考え方も紹介されている。
「神は細部に宿る」との表現があるが、それに近い考え方だと思う。
なお、本書では医療業界と航空業界を対比して論じている。
日本では今年1月2日に羽田空港地上衝突事故があったので、タイムリーな話題だと思った。