最近書評が追加された書籍
ニューヨーク、雨でも傘をさすのは私の自由
-----新着書評の抜粋-----
ニューヨークに9年間滞在した筆者が同地での生活を描いた本。 ニューヨークでの生活のリアルを感じられる。 具体的な地名や店名が多く登場する。ニューヨークに行く直前に読んだら、旅や海外生活の楽しみが倍増しそう。 ただ、不勉強 […]
暇と退屈の倫理学
-----新着書評の抜粋-----
暇と退屈について哲学者が考察した本。 初めて哲学に触れるのに良い本だと思う。 退屈論の意義 この本のタイトルは暇と退屈の倫理学である。 まず筆者は、暇と退屈を考察する意義を示している。 大雑把にまとめれば、次の通り。 退 […]
楽園のカンヴァス
-----新着書評の抜粋-----
アンリ・ルソーが1910年に描いた「夢」を題材にした美術ミステリー小説。 はじめて美術ミステリーと呼ばれるジャンルの小説を読んだ。 これまで美術にまったく興味がなかったが… めちゃくちゃ面白かった。 原田マハの近代美術に […]
アテンション
-----新着書評の抜粋-----
注目を集めるための手法を整理した書籍。 全体を通じて、チャルディーニの「影響力の武器」に近いものを感じた。本文中でもチャルディーニへの言及がある。 即時の注目を集め、それを短期の注目に成長させ、最終的には長期にわたる注目 […]
三体
-----新着書評の抜粋-----
テーマは「未知の文明との邂逅」か。 約4光年離れたアルファケンタウリの文明と接触する話。 三体問題として扱われる、3つの太陽を持つこの文明は、三体文明と呼ばれる。 主人公の葉ぶんけつ(舞台が中国なので、登場人物の名前が軒 […]
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
-----新着書評の抜粋-----
イギリスのブライトンで暮らす日本人の作者が、自身の息子(ハーフ・アンド・ハーフ)の中学生活を描いた作品。 作者と息子の日常が描かれており、イギリスでの生活のリアルを知ることができる。 多様なバックグラウンドを有する人々は […]
本日は、お日柄もよく
-----新着書評の抜粋-----
主人公は30歳手前のOL 恋心を抱いていた幼なじみの結婚式から物語は始まる。 そこで出会った伝説のスピーチライターのスピーチに感銘を受けて、弟子入り。 幼なじみは、政権野党のNo.2の息子だが、普通に広告代理店に勤めてい […]
本日は、お日柄もよく
-----新着書評の抜粋-----
原田マハ氏の小説をはじめて読んだ。 スピーチライターという馴染みのあまりない職業にスポットライトを当てた作品。 スピーチライターという職業は、まだ日本ではあまり馴染みがないが、アメリカでは既に重要な役割を担っているらしい […]
反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
-----新着書評の抜粋-----
現代人の多くは「予測」が好きだ。 すべての物事は線形的に予測できるものだと信じ、将来をコントロールし、トラブルを避けようとする。 本書は、そのような現代人の特性を指摘し、その特性から生じる問題点を鋭く指摘しているように思 […]