書籍情報|プロフェッショナルマネジャー
「プロフェッショナルマネジャー」のあらすじ(楽天ブックス)
「プロフェッショナルマネジャー」のキーワード
経営
ハロルド
ユニクロ
感想/書評|結果を出さなければならない。何としても。
ある本を読み始めるかどうかは、誰がその本を薦めているかに大きく依存すると思う。
そこで、本書を薦めている人物、柳井正氏が本書の冒頭に記載している文章を紹介したい。
本書に出合い、「これが経営だ」と得心するものがあった。『プロフェッショナルマネジャー』を手にした僕は、「わが社を今までにない革新的な企業にしたい」という夢を持ち、語り始めた。
日本では、個人の努力、目標達成のプロセスを評価する傾向がかなり強い。そのためか、日本の経営者やビジネスマンには「結果を出す」という執念やガッツが足らないように思う。個人の努力やプロセスは、結果を検証するためには不可欠な要素だが、ビジネスは結果でしか評価されない。ジェニーン氏は、「マネジメントの良否は、それがみずから設定した目標を達成するかどうかによって判定され、その目標が高ければ高良いほど、良いマネジメントだといえる」と言う。
これらの紹介文に惹きつけられ、この本を読み始めた。
本書の核心は、次の1フレーズに表れていると思う。
経営者は経営しなくてはならぬ!
経営者は、目標を掲げ、それを達成しなければならない。何としても。
結果を挙げなければ、意味はない。
覚えておきたまえ。ーー実績こそきみの実在だ。ほかのことはどうでもいい。マネジャーとは、”実績をもたらす人間”だと私が定義するのはこの理由による。他人あるいは自分自身に対してどんな言い抜けを考案しようと、この事実を変えることはできない。そしてきみが立派な業績を挙げたら、ほかのことはすべて忘れられた時になっても、世界はそれを覚えているだろう。そして何より重いのは、きみもそれを覚えているだろうということだ。