最近書評が追加された書籍
教育は遺伝に勝てるか?
-----新着書評の抜粋-----
行動遺伝学を専門とする著者が、遺伝が行動に及ぼす影響を説明する本です。 第1章を読むだけでも、書籍代分の価値が十分にあります。 「遺伝」と聞くと、「両親の性格や能力を受け継ぐこと」と連想してしまいます。 しかし、本書の第 […]
武器になる哲学
-----新着書評の抜粋-----
現実社会を生きていくために哲学がどう役に立つのかが分かる本です。 概念論に終始する本ではなく、また特定の考え方を押し付けようとする本でもありません。 そのため、初めて哲学に触れようとする方に、とてもオススメです。 哲学を […]
理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性
-----新着書評の抜粋-----
私は、学生時代、「すべての問いは、論理的に正解が導ける」と考えていました。 しかし、社会人になってみると、この考えが誤りであったことに気が付きます。 完全な正解を導くことはできず、日々の(思考実験を含む)実験の中で、他の […]
三体
-----新着書評の抜粋-----
地球以外の惑星にも知的生命体が存在し、その知的生命体と接触することになったとき、何が起きるのか。 久しぶりにSFを読みました。読み応えがあり、SFの良さを再認識しました。他のSFも読んでいきたい。 本書のテーマである異星 […]
多様性の科学
-----新着書評の抜粋-----
近年何かと話題な「多様性」に関する本。 「多様性っていいよね!」 と言うのは簡単だけど、 「なんで?」 と聞かれると困ってしまう人も多いんじゃないでしょうか。 この本は、その疑問に対する2つの回答を提示しているように読め […]
LIFE SHIFT
-----新着書評の抜粋-----
「少子高齢化」という言葉には、悪い印象があります。 本書は、このうちの「高齢化」をプラスの形で取り込む方法を検討しています。 個人の視点 本書によれば、高齢化は、人生のマルチステージ化を促します。 高齢化により、「教育と […]
0ベース思考
-----新着書評の抜粋-----
「ヤバい経済学」と「超ヤバい経済学」の著者による本です。 …面白くないはずがない。 実は3年ぶりぐらいに読み直したので、読んだのは2回目だったのですが、やはり面白かったです。 概要 「ゼロベースで考える」という言葉は、日 […]
影響力の武器[第三版]
-----新着書評の抜粋-----
年末年始の帰省中に、4年ほど前に読んだ「影響力の武器」を読み返してみました。 人の行動に影響を与える方法を、いくつか紹介している本です。 有名な本なので紹介は不要かもしれないですね。 いくつかの方法が人の行動に影響を与え […]
欲望の見つけ方
-----新着書評の抜粋-----
X(旧「Twitter」)でオススメされていたので、読んでみました。 本の帯に「本書はルネ・ジラールについて書かれた最もわかりやすい入門書である」というピーター・ティールからの推薦文が書かれていて、その点でも興味を持って […]
哲学ディベート 〈倫理〉を〈論理〉する
-----新着書評の抜粋-----
本書は、様々な倫理的見解を紹介しつつ、それを用いて倫理的問題を論理的に分析しようとする本です。 その手法は、「神の命令理論」に関する次の指摘にも表れています。 ある行為は、①神がそれを命じるから善であるのか、②それが善で […]